【VWティグアンTDI 4モーション 試乗】SUVとディーゼルエンジン仕様のメリットとは?

●FFよりも高い機動性を誇るティグアンTDI 4モーション

2018年夏にティグアンに加わったTDI(ディーゼルエンジン仕様)の4モーション(4WD仕様)は、発売以来、好調な出だしになっているそう。

FFベースでハルデックスカップリングを使った4モーション(フルタイム4WD)は、FFよりも機動力が高まることから、雪国以外でもスキーやアウトドアを楽しむ人にとって頼もしい存在であるのは間違いありません。アダプティブシャーシコントロールDCCにも「オフロード」モードが用意されます。

2.0Lディーゼルエンジンは、150ps/3500-4000rpm、340Nm/1750-3000rpmというスペックで、1730kgという車両重量に対しては、まさに必要にして十分という動力性能。ディーゼルエンジン仕様というと、非常にトルクフルな走りが期待されますが、190ps/400Nmを誇るパサートTDIと比べると当然及ばないのは数値どおり。

音・振動は、アイドリング時や低速域だとディーゼルエンジンらしい粗さが若干あるものの、街中でも速度が乗ってしまえば許容できる範囲内であるはず。

ただし、街中ならアクセルを深く踏み込む必要はなく、ターボが過給を始めれば山岳路でも不足なく、速度に乗ってしまえばそこから先の速度域までパワー感が続くのも印象的です。トランスミッションは湿式6速DSGで、極低速域のシフトマナーもまずは良好。フロントがマクファーソン、リヤが4リンクで、乗り心地は、SUVらしくストローク感はそれなりにあるものの、タウンスピードでは微細な揺れが少し気になってきます。

高めの位置に座らせるアップライトな運転姿勢を取ると、全高と室内高によりゴルフよりも広く感じられるのも美点でしょう。荷室容量も615L-1655Lとゴルフ・ヴァリアント(605L-1620L)よりも若干広くなっていて、背の高いSUVらしい利点が味わえます。

(文/写真 塚田勝弘)