【EFシビック×510ブル】共通項は「ホンダ2.0LのVTEC換装」!高回転至上主義を貫くネオ旧車にズームイン!

【EFシビック×510ブル】共通項は「ホンダ2.0LのVTEC換装」!高回転至上主義を貫くネオ旧車にズームイン!

旧車のフィールを極限まで高めるホンダVTECエンジン換装の魅力

高回転志向でNAに拘れば自然にホンダに辿り着く

1987年(昭和62年)にデビューしたホンダの4代目EF系シビックと、1967年(昭和42年)にデビューした日産の510ブルーバード。

意外な組み合わせにも感じるこの2台の共通点は、ホンダの2.0L VTECエンジンを換装していること。

FFのEF1シビック(ベース車は1300ccのD13Bエンジンを搭載)には、DC5やFD2にも搭載されたK20A型エンジンが換装され、N510ブルーバード(ベース車はL14エンジン搭載)にはAP1(S2000)に搭載されたF20Cと、同世代の2L VTECエンジンがそれぞれ与えられている。

EF1シビックはサーキット走行を前提にしたレーシーな仕様(だが公認車検は取得済み)、N510ブルーバードはイージードライブを具現化したストリート仕様と、想定ステージの違いはあるが、どちらもVTECエンジンに求めるものは同じで高回転までまわるNAらしいパワーフィール。

旧車らしさをしっかりと残しつつ、現行世代のチューニングカーとも互角に走りあえる性能を手に入れるということだ。

また、走行性能を高めるのと同時に、魅せる作りにも拘っているのも、2台の車両の共通した製作コンセプト。

これらの車両を製作したのは、EF1シビックが兵庫県にあるリズムモータース、そしてN510ブルーバードは奈良県にあるコモンスナッパー。

ホンダのスポーツエンジンVTECの性能は、軽量コンパクトな旧車に組み合わせると、さらにその真価を発揮するというわけだ。次ページでは両車の作り込みをしっかりと紹介していこう。

EF1 CIVIC

Tuned by RHYTHM MOTORS

軽量化とK型エンジンを武器にチューンドシビックの頂点を目指す!!

 

魅せる、攻めるを両立したサーキットメイク

歴代シビックの中でも、特に軽量化を武器にしていたのがEF世代のシビック。モータースポーツでも活躍したモデルだが、デビュー時にはまだVTECが存在せず、当時のスポーツモデルにはZCエンジンが搭載されていた(マイナーチェンジでB16A搭載のSi-Rがデビュー)。

ちなみに、ここで紹介する車両のベースはD13Bを搭載したEF1で、1993年(平成3年式)の最終型だ。

そのメイキングの目的は、本格的なサーキット走行を実現するナンバー付き車両。そのため、内装レスやアクリルガラスの投入など思い切った軽量化も行い、トランクなど外装パーツには、カーボンパーツも採用している。

エンジン換装にあたっては、アメリカ製のマウンティングキットを使用、ハーネスは目立たぬように処理し、エンジンルームまで見られることを意識した仕上げになっている。

想定ステージは地元のセントラルサーキットで、ターゲットタイムは1分24秒台と、ターボ車をも凌ぐところに設定。

軽量ボディ+ハイパワーVTECエンジンの組み合わせは、それだけのポテンシャルを秘めているというわけだ。

取材協力:リズムモータース

エンジンはDC5などに搭載されたK20A。ストック状態でも220psを発生する。戸田レーシングの4連スロットルやオリジナルのエキマニなどで吸排気チューンしての換装。レブリミットは8500rpmに設定。

換装にあたってはアメリカのHASPORT社製のマウンティングキットを使用。レイアウト上必要となるオルタネーターの移動にもやはりアメリカ製のKARCEPT社の移動キットを使っている。こういった製品があるため、比較的難なくエンジン換装が行えた。

ハーネスやECUはエンジンと共にK20用を流用。セッティングはリズムモータースのオリジナル。

レーシーに内装はすべて取り払いドンガラ化、シートも思い切って1シーターとして公認を取得している。基本的にはサーキットへの往復をするための合法化で、ターゲットはサーキット走行に絞られている。シフトレバー(エインク機構)を高い位置に移設するなどポジションメイクにも拘っている。

コモンスナッパーがプロデュースする人気ホイールBMDイレブンを履く。サスペンションはクラックスの車高調を主体に、無限のスタビライザー、ナックル加工、大阪JDMのリヤロアアームなどで作り込まれる。ブレーキもフロントにはスプーンのキャリパーをセット。


N510 BLUEBIRD

Tuned by COMMONSNAPPER

F20C+6MTの組み合わせは気軽に乗れて、楽しく速く!!

 

エアコン装備も快適ストリートスタイル

日産車の中でも、北米市場など海外で大ブレイクした名車ブルーバード。グレードにもよるが、車重は約950kgと軽量で、日産初の4輪独立懸架を採用するなど、旧車の中ではかなり走破性の高いモデル。サーキットからラリーまで、世界のモータースポーツフィールドでも活躍し日産の名声を高めた車両だ。

コモンスナッパーでは、そんな名車にS2000専用モデルのエンジン「F20C」を6速MTとともに換装。軽量ボディに軽快な走行性能を盛り込んだ。

また、この車両は内装をフルカスタムするなど、ドレスアップにも拘りを感じさせる。外装色はアストンマーチンのシャンパンゴールドを意識したもので、写真にはないがヘッドライトにはHIDを採用し、リヤにはデッドストックのクーペテールを装備している。

取材協力:コモンスナッパー

基本的にはノーマルのまま搭載したF20Cエンジンだが、9000rpmまでまわり230psほどの出力により510ブルーバードとしては申し分ない出力特性。エキマニはフロント側までスペースを活用してワンオフしたオリジナルの等長モデル。

フロントのブレーキキャリパーはウィルウッドの6ポット、車高調はビルズ製。ホイールはシビックと同じBMDイレブンで、フロント7J、リヤ8J(ともにインセット+3)の組み合わせ。タイヤサイズのフロント195/40-16、リヤ205/40-16は、車高やリム幅などを踏まえて選び抜いたものだという。

メインのメーターはS2000用のデジタルタイプをインストール。このメーターにより510ブルに未来感を与えている。

追加メーターは旧車にマッチするオートメーターのアメリカンマッスルシリーズ。3連メーターの下にはエンジンスタートスイッチやエアコンのパネルをセット。

シートには適度なホールド性のあるBCNR33(GT-R)用をセット。カスタムインテリアは、シートとのマッチングも意識して製作されたという。