【NEWS】コンチネンタルタイヤ、「持続可能な天然ゴムの調達方針」を策定。

【NEWS】コンチネンタルタイヤ、「持続可能な天然ゴムの調達方針」を策定。

今後もタイヤビジネスを続けていくために
 

コンチネンタルタイヤが、「持続可能な天然ゴムの調達方針(Sustainable Natural Rubber Sourcing Policy)」を発表した。

素材テクノロジー企業であるコンチネンタルは、労働者、地域コミュニティ、森林、生物多様性、農地に目を向け、ゴム採集に伴う森林伐採や贈収賄、土地収奪などの潜在的リスクをいち早く取り除くことを目指している。しかし、この分野における持続可能なビジネスを、コンチネンタル一社のみで達成するのは非常に困難だと言う。コンチネンタルはすべての関係者との共同作業によってのみ目標を達成できると考え、「マルチ・ステークホルダー・アプローチ」の採用を決めた。

「マルチ・ステークホルダー・アプローチ」とは、3者以上のステークホルダー(利害関係者)が、対等な立場で参加・議論できる場を設けることで、単体では解決の難しい課題解決を図るアプローチ。今後は様々な分野の企業や団体と話し合いの場を持ち、持続可能な生産活動に向けて、努力を続けていくことになる。

今回発表された調達方針では、目的達成に向けて、天然ゴムのビジネスに関わる関係者を対象に責任と義務を定めている。発展を目指す6つの領域として、コンチネンタルは「サプライヤーおよび農業従事者への関与」、「利害関係者の関与」、「トレーサビリティ(追跡可能性)の拡大」、「省資源」、「リサイクル」、「天然ゴムの代替供給源の特定」を明示した。

 

パートナーだけでなく、ライバルとの協力も

コンチネンタルのタイヤ部門会長であり、コーポレート購買責任者でもあるニコライ・ゼッツァーは次のように説明する。

「コンチネンタルは、この『持続可能な天然ゴムの調達方針』を継続的に実行していきます。また、この方針は、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)のタイヤ産業プロジェクト(TIP)において、我社が大きく貢献することも目指しています。我々はあらゆるプレーヤーと共に努力することによってのみ、確固とした成果を出せると信じているからです。この方針こそが、持続可能な天然ゴム開発を目指した『共同の旅』の始まりなのです」

今後、コンチネンタルは「持続可能な天然ゴムの調達方針」を掲げ、ライバル他社やパートナー企業と共に、長期的な目標達成への努力を重ねていくことになる。ミクロレベルではインドネシアの第三者機関との共同プロジェクト、マクロレベルでは「WBCSDタイヤ産業プロジェクト」のように、世界中で様々なプロジェクトを同時に進めながら、ひとつの目標達成に向っていくという。