Z34では珍しい本格NAメカチューンド登場!「フェアレディZ NISMO」をはるかに超える衝撃の性能を披露!

ボアアップで3.9L化を達成したメカチューンはターボチューン並みのポテンシャルを発揮!


チューンドvsノーマル性能比較

  チューンド ノーマル
0→50km/h加速 2.11秒/14.17m 2.98秒/18.91m
0→100km/h加速 5.72秒/92.5m 6.55秒/94.33m
0→150km/h加速 10.12秒/247.86m 12.17秒/289.86m
0→180km/h加速 13.72秒/413.23m 17.4秒/529.65m

※ノーマルはZ34 NISMOの数値。


俊足サーキット仕様の実力はNISMOを大幅越え!!

チューニング代表として用意した車両は、実力派ショップ「スクリーン」のサーキットスペック。

全国各地のサーキットを走り込み、Z34としてレコードタイムとなるような激速タイムを残しているマシンだ。しかもボディの軽量化はほとんどしておらず、エンジンもNAのまま。メカチューンでなんと460psまでパワーアップさせているというから驚かされる。

エンジンチューンのポイントとなる箇所は大きくわけて、ふたつ。

ひとつはJUNのスリーブをブロックに打ち込み、98φというCP製のオーバーサイズピストンとJUNのコンロッドを組み込んだ腰下。

オーバーサイズピストンによって排気量は3.9ℓにまで上がり、コンロッドを強化することでパワーアップ分に対応する強度を確保。ストロークはあえてノーマルのまま、高回転まで気持ち良くまわることを優先しているところもこだわりだ。

もうひとつはエキゾースト側にJUN製の288度ハイカムを組み込んだヘッド。

メカ的に手を入れた部分はこのハイカムに加え燃焼室やポートを軽く鏡面加工。インテークはカムの代わりに備えられたVVELというバルブの開閉機構が備わるが、コンピュータセッティングで作用角とリフト量を可変、制御することが可能だ。

コンピューターのセッティングをしたスクリーンの千葉さんによると「アイドリング付近は純正と同じ様な制御です。カムの作用角で言ったら240度程度。でも高回転にでは300度くらいの作用角になって、リフト量もピストンに当たらないギリギリまで、目一杯開いています」とのこと。

安定したアイドリングと高回転のパワーを両立した、排気量アップ+ハイコンプ+ハイカムというNAメカフルチューンエンジンに仕上がっているのだ。

気になるテストの結果は全項目で、純正チューンドとも言える355psのZ34ニスモの記録を上回り、0-180キロ加速が13秒とNAフルチューンエンジンとしては立派な記録。スクリーンの技術力、恐るべしである。

取材協力:スクリーン

VQ37VHRはブロックにJUNのライナーを打ち込むことで、ボアを98φまで拡大可能になる。この加工を施してからCP製の98φピストンとJUNのI断面コンロッドを組み込み、3.9ℓまで排気量を拡大している。圧縮比は12.3:1。VQ37VHRエンジン特徴と言えるVVELバルブ開閉システムもコンピュータセッティング済み。VVELの制御に関しては作用角を増やした方が良いのか、リフト量を増やした方が良いのかなど、試行錯誤の末に現在の仕様にたどり着いたという。

排気系はフジツボ製の45φエキマニ、60φフロントパイプ、80φマフラーで統一。大排気量NAエンジンの特性を引き出せるよう、少しずつパイプ径太くする手法でトータルに作られている。

サーキットを周回できるようにするため、DRLのラジエターとARCのオイルクーラーは開口部にL字型にマウント。どちらにもフレッシュエアを当てることで、水温と湯温の温度管理をしている。リアのフロア下にはミッション&デフのオイルクーラーを装備。

このクルマの凄いところは、これだけのエンジンチューンやサスペンションチューン、ブレーキチューンなどをしたサーキットコンプトでありながら、一方でストリート仕様としてほとんど軽量化していないこと。車重は約1550kgあるという。

0-1000mアタック時のタイヤはRE-71Rの295/30R18をセレクト。サスペンションはサーキットの時と同じセッティングで、前後とも30kg/mmという固めのスプリングを装着、キャンバーも強くついたままだ。

スペック

POWER:460ps

TORQUE:49kgm

エンジン:CP98φピストン、JUNライナー/ハイカム(EX:288度11mmリフト)/I断面コンロッド、フジツボ45φエキマニ/チタン80φマフラー、スクリーンコンピューター、サード燃料ポンプ、DRLラジエター、ARCオイルクーラー

ドライブトレイン:ORCツインプレートクラッチ、OS技研LSD

サスペンション:トレース車高調(F30kg/mm R30kg/mm)

ブレーキ:D2モノ(F8ポットキャリパー R4ポットキャリパー)/ローター(356φ)/パッド

ホイール:ワークM.C.Oレーシング(FR 11J)

タイヤ:ポテンザRE-71R(FR 295/30R18)

インテリア:レカロRS-G、7点式ロールバー

エクステリア:イングスエアロ(フロントバンパー/サイドステップ/リヤバンパー