【TOPIC】「BAC Mono」、セパンで市販車最速ラップを記録!

ポルシェ911GT2 RSの記録を4秒以上も更新!

「BAC Mono」がマレーシア・セパン国際サーキットで市販車最速ラップを記録した。世界で唯一の公道走行が可能なひとり乗りスーパーカー「BAC Mono」が、F1グランプリが開催されていたセパン国際サーキットを2分14秒617で周回。これまでの記録を大きく引き離すラップタイムを打ち立てた。ブランパンGTシリーズアジアのドライバー、ショーン・トングがコクピットに収まり、ポルシェ911GT2 RSが持っていた従来のベスト記録2分18秒997を4秒以上も短縮してみせた。

乾燥重量580kg、最高速は277km/hを発揮

ブリッグス オートモーティブ カンパニー(BAC)は、英国リバプールに本拠を置くメーカーで、ニールとイアンのブリッグス兄弟が創業。「Mono」は2488cc直列4気筒自然吸気エンジンを搭載、最高出力は305bhp、最大トルクは308Nmを発揮する。メーカーが公表する最高速は170mph(約277km/h)、0-60mph(約97km/h)加速が2.7秒。乾燥重量は580kgに過ぎないため、パワーウェイトレシオは1.9kg/bhpとなる。

グッドウッドでも最速タイムを記録

BACがサーキットの周回記録を塗り替えたのはこれが初めてではない。これまでもゾルダー、ハンガロリンク、アングルシー島のサーキットにて市販車の最速記録を樹立。グッドウッド フェスティバル オブ スピードでの「スーパーカー シュートアウト」でも最速タイムをたたき出した。

今回のラップタイムはセパン国際サーキットのタイムキーパーが公式に計測しており、オールラウンダーとしてのBAC Monoの資質を遺憾なく示す結果になった。これまでは卓越した俊敏製でその名を知られたMonoだが、曲率の緩やかな高速コーナーと長いストレートが特徴のセパンで記録を出したことにより、高速性能も第一級であることを証明した。

Monoエクスペリエンスに7台のMonoが集結

この記録はBACが主催する「Monoエクスペリエンス」のイベント中に達成された。新記録ホルダーとなったMonoは2018年モデルで、BACのカスタマーが所有する1台。これ以外に7台のMonoがマレーシアのイベントに参加した。BACはこのMonoエクスペリエンスを定期的に開催しており、これまでにスウェーデンの凍結湖での氷上ドライブや、マン島での走行会を開いている。

さらなるサーキットレコードブレークも

今回の記録樹立について、BAC香港のフレディ・チェンは次のように語る。

「Monoはこれまでにも世界中で偉業を達成しています。今回の快挙も私たちにとっての誇りです。なにしろライバルが出した従来記録を4秒も短縮したのですから。まさに“アメイジング”です。これからも世界のサーキットで市販車記録を打ち立てるでしょう」

BACの共同創業者で製品開発担当ディレクターのニール・ブリッグスも、さらなる記録達成に期待を隠さない。

「BACと世界中のディーラーがお客さまに贈る最高のプレゼントになりました。ラップタイムの新記録樹立ほど、皆さんに喜んでもらえる知らせはないでしょう。次なるサーキットで最速タイムを出すのが待ちきれません」

TEXT/相原俊樹(Toshiki AIHARA)